放課後等デイサービスの専門的支援体制加算と専門的支援実施加算を解説。配置を評価する体制加算と、計画的な専門支援を評価する実施加算150単位の違い、記録上のポイントを整理します。
専門的支援には「専門職を配置している体制」を評価する加算と、「実際に専門的支援を計画・実施したこと」を評価する加算があります。
名前が似ていますが、算定の考え方は別です。
2つの加算の違い
| 加算 | 評価するもの | 単位 |
|---|---|---|
| 専門的支援体制加算 | 専門職等を配置する体制 | 定員等により49~123単位/日 |
| 専門的支援実施加算 | 専門人材による計画的・個別集中的な専門支援 | 150単位/回 |
専門的支援体制加算
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理担当職員等の専門人材を配置し、専門的な支援を提供できる体制を評価します。
単位数は定員等に応じて変わります。単に資格者が在籍しているだけでなく、勤務形態・勤務時間を含めた配置状況が重要です。
専門的支援実施加算
専門職等が対象児童について専門的支援実施計画を作成し、個別支援計画との整合を図りながら、計画的に専門的支援を実施した場合に算定を検討します。
令和8年度の報酬算定構造では150単位/回です。月の算定回数には利用日数等に応じた上限があるため、対象児ごとに確認します。
専門的支援実施加算の月上限
- 対象児の月利用日数が12日未満:月4回まで
- 対象児の月利用日数が12日以上:月6回まで
また、専門的支援は少なくとも30分以上確保することが現行の留意事項で示されています。
「専門職を採用した」だけでは実施加算にならない
体制加算と実施加算を混同しないことが重要です。
- 体制加算:人員配置を評価
- 実施加算:計画+実際の専門支援を評価
実施加算では、支援目的、具体的な内容、評価方法、実施記録などを残します。
個別支援計画との関係
専門的支援を独立した「別サービス」として扱うのではなく、児童発達支援管理責任者が作成する個別支援計画とのつながりを明確にします。
例えば「姿勢保持」「感覚特性への対応」「言語コミュニケーション」など、本人の支援目標と専門職の評価・介入がどうつながるかを説明できる状態が必要です。
運営指導で確認しやすい資料
- 専門職の資格証
- 勤務表・常勤換算
- 専門的支援実施計画
- 個別支援計画
- 実施日・実施内容の記録
- 評価・見直しの記録
まとめ
専門的支援加算は「専門職を雇えば取れる加算」ではありません。人員配置と支援計画、実施、記録を一つの流れとして設計するのがポイントです。
一次情報
くま先生のひとこと
制度だけを見ると難しそうですが、実務ではひとつずつ整理すれば大丈夫です。
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自社の場合どうなるか、整理したい方へ。
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