hounavi
実地指導・監査 / 実務記事

【2026年版】放デイのBCPとは?業務継続計画未策定減算1%と研修・訓練を解説

著者:くま先生 公開 更新
BCPや備えを確認するイメージ
Photo: Ansel Huang / Unsplash
この記事の要点

放課後等デイサービスのBCP(業務継続計画)を解説。感染症・自然災害BCP、必要な措置、研修・訓練、業務継続計画未策定減算1%、運営指導での確認ポイントを整理します。

この記事の更新方針:制度・報酬・人員基準など変更される情報は、公的な一次情報を確認しながら更新します。自治体によって取扱いが異なる場合があります。

放課後等デイサービスでは、感染症や自然災害が起きても必要な支援を継続・早期再開できるよう、BCP(業務継続計画)を策定し、必要な措置を実施する必要があります。

図で理解
BCPは2本立て+訓練
感染症
感染症BCP
感染者発生・職員不足・再開
災害
自然災害BCP
地震・水害・停電・送迎中
訓練
研修・見直し
作って終わりにしない

BCPは2つの視点で作る

  • 感染症発生時の業務継続
  • 地震・水害等の非常災害時の業務継続

避難計画とBCPは似ていますが目的が異なります。BCPでは「事業をどう継続するか・復旧するか」まで考えます。

未策定減算は1%

放課後等デイサービスで、感染症又は非常災害のBCPが未策定である、又は計画に従った必要な措置を講じていない場合、所定単位数の1%を減算する業務継続計画未策定減算があります。

経過措置は終了しているため、2026年時点では「まだ作成途中」はリスクがあります。

作成して終わりではない

BCPはファイルを作るだけではなく、職員への周知、研修、訓練、定期的な見直しまで運用に落とします。

感染症BCPで整理する内容

  • 責任者・連絡体制
  • 感染者発生時の初動
  • 職員不足時の優先業務
  • 保護者・関係機関への連絡
  • 衛生用品等の備蓄
  • 復旧・再開の判断

災害BCPで整理する内容

  • 地震・水害等の想定
  • 職員参集基準
  • 安否確認
  • 停電・断水・通信障害への対応
  • 送迎中の災害対応
  • 代替拠点・重要データのバックアップ

放デイ特有の論点:送迎中

放デイは学校・自宅への送迎時間が長くなりやすいため、「送迎中に地震が発生したらどこへ避難するか」「保護者へ誰が連絡するか」まで決めておく必要があります。

運営指導で準備しておく資料

  • 感染症BCP
  • 自然災害BCP
  • 研修記録
  • 訓練記録
  • 見直し履歴
  • 職員への周知記録

運営指導チェックリストはこちら

まとめ

BCPは減算対策だけでなく、児童・職員の安全と事業継続のための実務マニュアルです。年1回作って棚にしまうのではなく、訓練後に必ず更新しましょう。


一次情報

くま先生(杉山翔一)

AUTHOR

くま先生(杉山翔一)

放課後等デイサービス・介護デイサービスで10年以上の支援経験。

プロフィールを見る →

くま先生

くま先生のひとこと

制度だけを見ると難しそうですが、実務ではひとつずつ整理すれば大丈夫です。

NEED A SECOND OPINION?

自社の場合どうなるか、整理したい方へ。

開業・運営・会計・業務改善など、記事だけでは判断しにくい論点を相談できます。

相談窓口