この記事の要点
放課後等デイサービスのBCP(業務継続計画)を解説。感染症・自然災害BCP、必要な措置、研修・訓練、業務継続計画未策定減算1%、運営指導での確認ポイントを整理します。
この記事の更新方針:制度・報酬・人員基準など変更される情報は、公的な一次情報を確認しながら更新します。自治体によって取扱いが異なる場合があります。
放課後等デイサービスでは、感染症や自然災害が起きても必要な支援を継続・早期再開できるよう、BCP(業務継続計画)を策定し、必要な措置を実施する必要があります。
図で理解
BCPは2本立て+訓練
感染症
感染症BCP
感染者発生・職員不足・再開
災害
自然災害BCP
地震・水害・停電・送迎中
訓練
研修・見直し
作って終わりにしない
BCPは2つの視点で作る
- 感染症発生時の業務継続
- 地震・水害等の非常災害時の業務継続
避難計画とBCPは似ていますが目的が異なります。BCPでは「事業をどう継続するか・復旧するか」まで考えます。
未策定減算は1%
放課後等デイサービスで、感染症又は非常災害のBCPが未策定である、又は計画に従った必要な措置を講じていない場合、所定単位数の1%を減算する業務継続計画未策定減算があります。
経過措置は終了しているため、2026年時点では「まだ作成途中」はリスクがあります。
作成して終わりではない
BCPはファイルを作るだけではなく、職員への周知、研修、訓練、定期的な見直しまで運用に落とします。
感染症BCPで整理する内容
- 責任者・連絡体制
- 感染者発生時の初動
- 職員不足時の優先業務
- 保護者・関係機関への連絡
- 衛生用品等の備蓄
- 復旧・再開の判断
災害BCPで整理する内容
- 地震・水害等の想定
- 職員参集基準
- 安否確認
- 停電・断水・通信障害への対応
- 送迎中の災害対応
- 代替拠点・重要データのバックアップ
放デイ特有の論点:送迎中
放デイは学校・自宅への送迎時間が長くなりやすいため、「送迎中に地震が発生したらどこへ避難するか」「保護者へ誰が連絡するか」まで決めておく必要があります。
運営指導で準備しておく資料
- 感染症BCP
- 自然災害BCP
- 研修記録
- 訓練記録
- 見直し履歴
- 職員への周知記録
まとめ
BCPは減算対策だけでなく、児童・職員の安全と事業継続のための実務マニュアルです。年1回作って棚にしまうのではなく、訓練後に必ず更新しましょう。
一次情報
くま先生のひとこと
制度だけを見ると難しそうですが、実務ではひとつずつ整理すれば大丈夫です。
NEED A SECOND OPINION?
自社の場合どうなるか、整理したい方へ。
開業・運営・会計・業務改善など、記事だけでは判断しにくい論点を相談できます。